こんにちは
菊次郎です

外構工事をしているときは外構屋さんと声をかけられ庭木を手入れしているときは植木屋さんと声をかけられます。楽土庭園は外構工事と造園工事の両方ともをしています。

最初にこの仕事を始めた頃は東京町田にあるとても可愛らしい小屋を庭に施工する会社で手伝いで関わらせてもらって木工と左官が得意な親方に大変お世話になりまして木工も左官もとても気に入り意欲的に学んでいました。

ある時、一生の仕事にしたいと思うなら造園の基礎から学ぶ必要があるから正社員として造園会社に入って一から十まで知った方が良いとアドバイスされ後に八王子にある耕水という会社に入社する事となりました。

一から十までの言葉通りいろいろな現場、いろいろな作業内容を求められる仕事で年の割に造園的な事は何もわかっていなかった私は昭和気質のきびしい親方から掃除を叩き込まれます。そうじです。バカボンのレレレのおじざんのあれです。知らなかったけどレレレのおじさんは昔腕の立つ庭師だったそうで。 先輩連中が現場作業にあたっている間ひたすら掃除だけやらされてのスタートでした。

最後に町田の親方は腐ったらそこで終わりだからね。と謎の言葉を語ってきました。何のことか理解出来なかった私はハイとしか言えなかったけど、竹ボーキしかやってない今日の自分を嫌になったら、腐ったら終わりだからね、という事だったんだと気が付きました

耕水という会社は庭における様々な仕事をすべて自社で対応していて社長の心にある理想の庭を現実の庭に現すため造園や外構の垣根を飛び越えたすべての作業がありました。

素地のブロック積みが質素すぎるので左官塗りで洒落た壁にして!と社長の激が飛びます。その時私は何のことかさっぱりわからなかったけど何十平米もあるブロック壁に下塗り作業が始まったのでどさくさ紛れに鏝塗り(こてぬり)を始めます。左官の上手だった町田の親方の下で私も塗っていたのでようやく出番が回って来たと元気一杯に塗っていると神妙な顔をした社長がお前、左官何年やっているんだ?やけに上手いじゃないか、と

あの時、ほんと嬉しかった
かましてやれ!とものすごい勢いで堰を切ったように
材料を練っては塗り、練っては塗り、先輩達よりキレイにたくさん塗りました

ブレイクスルーだったのかもしれません
この日を境に少し作業もやれる奴と認識してもらって株式会社 耕水という会社の一員となって庭作りの様々な仕事を見て、真似て、やってみて、失敗して、怒られて、またやってみて今度は出来て。みたいなくりかえしを3年半やらせてもらいましたね。

だから今
外構も造園も分け隔てなくできるんだと思います。自分としては区切りはなくて建物の周りを使いやすく素敵に作る仕事としての認識です。

庭木も建物を素敵に彩る要素として欠かせない物ですが相手は生き物ですから毎年成長して大きくなっていきます。初めは苗木の木も3年目を越すと根張りもしっかりしてグングン大きくなります。

庭木の手入れも親方のやり方を見て学んできました、しかし3年そこそこではすべてを知る事など出来ないので自分が良いなと思った手入れを再現しています。2年3年と同じお客様の木を見ていると花の咲きがとてもよくなったとか今年は害虫が出なかったと伺うことが多いので私の手入れも間違ってはいないのだと思います。

4m超えの木を切り戻す

庭木の手入れをしていると竹ボーキ時代をよく思い出します いや、あれはキツかった
でも掃除を叩き込まれているのでお客様からのクチコミで毎回現場がキレイとメッセージ頂いたりしてとっても嬉しくなります。 「湯沢くん!造園って何だと思う!」 えっと、まだわからないです。。「そうじだよ!掃除、掃除する事だよ!」あ、ハイっ。 とても懐かしいやりとりです。社長元気ですか?

お客様の金木犀

お客様の大切にしている木を切らせてもらえるのは嬉しい事だし毎年呼んでもらえるとさらに嬉しいです。気に入ってもらえたんだなと思います。最近は少しずつ手入れもできるという認知が広がってきて声が掛かることも増えて来ました。

高木を剪定しました

木を剪定している時間がとても好きでさっぱりと手入れされた庭木の姿を見る事も好きですね。昭和時代の植木屋は高い木に登ってする煙草の一服がたまらなかったそうで。今はそんなことは出来ないけどですね。

大切なお庭の木、大きくなってしまった庭木などお庭のお手入れはお任せください。カッコよく素敵に整えます!植木も植えます。お探しの植木があればお問い合わせください。レモンやライムなどの果樹もサイズ大きいものも探せます。

今回は自分語りが長くなってしまいました
それではまた!

投稿者

kikujiro

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