こんにちは
菊次郎です

今日は庭木の話です。最近のお問い合わせで一番多いのが大きく育ち過ぎた庭木を処分してほしいという件。よく耳にするようになりました

よく見かける一般的な庭木には3つの条件があります。1番は樹形がきれいで鑑賞価値があるもの 2番は木の生命力(樹勢ともいいます)が強く少しほっておいても枯れないもの 3番は成長が早く量産が可能で販売価格が安いもの の3条件です。有名どころはシマトネリコ・オリーブ・シラカシでみんな常緑樹です

ほとんどはシンボルツリーとして植えるので常緑樹がメイン 南向きの良い場所に植っています。2022年から生産緑地の宅地化などにより元々畑だったところを分譲していたりすると野菜を生産するくらい栄養たっぷりな畑の土に植木を植えている事になりますので木は元気いっぱいに育ちます。こういったケースは国立市や国分寺市近郊でよく見かけます

シマトネリコのシマは台湾のトネリコという意味で南方型のトネリコを意味します。主に九州南部で苗木生産されていて最近の東京の猛暑はシマトネリコにとってはパラダイスのようです

先日も植木が大きくなって困っているということで現地を見に行くと森のように大きく育って2階の屋根まで届きそうなくらい立派なシマトネリコがありました

立派に育ちました

ここまで大きくなってしまうと抜根できる大きさを超えてしまっているので地際で切って切り株に穴をあけて顆粒の除草剤を入れて枯れるのを待つ施工になりました。

抜根の場合は木の高さが3m前後で植えてから3-4年くらいまでが施工可能なサイズです。専用の道具で上に引き上げるのでスリングベルトが掛けられる幹の部分が1mくらい必要になります

夏椿4mの抜根

写真のオレンジ色の道具はチェーンブロックという物で上方向に1tのパワーを掛けられる物です。ゆっくり荷重をかけていき太い根を断ち切りながら抜き上げます。

抜根といっても100%除去できるわけではなく断ち切った先の根は時間をかけて地中で分解されていきます

地際でカットの場合より抜根の方が作業時間が必要なのでコストがかかります。抜根を考える場合は新しい木を植えたい時や抜いた場所に何かを施工したい場合にご検討ください

スッキリ除去できました

ドリルで穴あけ

このように穴をあけて粒状の除草剤を入れてビニールシートなどで覆います。脇芽が出てくることもありますが気がついた時に取り除いていけば枯れていきます。

おおよその費用感は国立市・国分寺市・立川市で作業1〜2名 1日間作業で5万〜7万+税 作業終了時に現金にてお支払いになります。 必要であれば木の除去後のプランニングもご相談ください。庭全体の手入れも行いますし石貼りテラスやウッドデッキ(天然木に限る)も作ります。お庭のリニューアルもご相談ください

今日は最近多くなっている伐採抜根のお話でした。
東京も夏の気候は南国常夏になってきましたからシマトネやオリーブが植っているご家庭は要注意ですね。 DIYの場合は手鋸でいいので幹どめカットをして切り口にトップジンMペーストを塗っておけばひとまず大丈夫です。枝葉も小切って紐で縛れば市で持っていってくれます。

ではでは!

投稿者

kikujiro

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