こんにちは
菊次郎です

本日は石の庭が完成しましたのでご報告します。今回は埼玉県飯能市で敷地内の法面をキレイな花壇にして活用したいというご相談でした。

現況を確認

法面には宅地造成に時に出たと思われる玉石が並べてあり建物が素敵なだけにこの場所が目立ってしまう。キレイに石垣を組めばさらに良くなると思います。

このような法面(斜面)の場合、石垣などで土留めをしっかりすると平坦な地面を広げることができ有効に使える土地が広がります。お客様には土留めの工法をしっかり説明し施工にあたりました。

石材は山梨県甲州市で産出する甲州鞍馬石を使います。

甲州鞍馬石

鉄分を多く含み表面で酸化してサビ色が出る石でブラウンの色合いが美しい石材です。白を基調とした建物によく似合います。

京都の鞍馬山が産地で山梨県の甲州市でも産出しますが、山梨では現在採掘はしていなくてかつて掘った在庫のみの販売だそうです。

本当にキレイなブラウンです

これをダンプで一杯買いました。
石の買い付けは楽しくて山の人の話を聞くのが好きです。狩猟の話や畑の話など聞けば聞く程、面白い話が聞けます。

この石を積み上げます

既存の玉石は根石として見えない部分で使ってそれでも余る部分は産廃で出しました。あれだけの石が出てくると捨てるのも、埋め戻すのもったいないしし何かに使えないかなと考えてしまいます。

掘削を始めます

重機の入れない場所なので手で掘っていきます。足場も不安定で大変、転んで怪我でもしたら現場が止まってしまうので安全第一です。

地盤が右上がりなので水平になるように地盤を整えます。きちんと水糸を張って水平を出して糸通りの高さが出るように積む石を選びます。ブロックのように10個なら10個詰める訳じゃなく組み合わせで高さを合わせていくので材料も多めに必要です。

砕石を入れて準備OK

石を積み上げるというのは古くからある技術で初期は斜面に石垣を築き田畑を作るために。やがて城の土台を作る石垣にとなり現在のようにコンクリート技術が主流になるまで土留めといえば石垣でした。一昔前までは石は主要な建材だったのです。今では美観を求める建材として残っています。

積み上げていく

石と石が噛み合って動かないように積んでいきます。しっかりと噛み合わせることで全体的な強度が出て見た目にも強さが出ます。

高さを合わせるため石を選ぶ
徐々に積み上がっていく

石を選んで回して合わせてまた選んで。一日1平米くらいしか進まないけれど積み上がった石の美しさを眺めれば、まだまだ積むぞ!とやる気が出ます。

分厚い壁
出来上がりが楽しみです
植栽を植える

石垣は積みあがり、いよいよ植栽を植える
ご近所の方と仲良くなり植木についての談義中

完成です

出来上がりました。建物とウッドデッキと石垣の並びが最高に素敵です。やはり鞍馬石のブラウンは今の建物に合いますね。

この濡れ色の美しさ

非常に美しい石垣になりお客様も大変満足されていました。今では作ることも珍しくなった石垣作りに携われた私も嬉しかったです。

投稿者

kikujiro

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